この世界に、生きるということ。
緊急事態宣言が発令されました。
対象は、東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡、の7都府県。
そこで、ちょっとネットを騒つかせたようですね。『名古屋飛ばし』ってワードが。
以前もチラッとお話ししましたが、私が住む愛知県。当初から感染者数が多く、北海道に次いで2番目に多い地域でした。
北海道は今、入院患者数が五十数人。
愛知県はまだ100人超えです。
愛知県の初動ミスが招いた結果ではないかと、私は思っています。
子ども達の小学校も、昨日始業式に行き、今日より4/19までお休みです。
それが決まったのも、4/6。
『7日の始業式はやりますけど、8日から休みです』ってメールが、ポーンと来ました📩
イヤイヤ……いいけどさ。
私は、がっつり仕事してるわけじゃない、ほぼほぼ専業主婦だからさ。良いんだけど。
先生達が、不憫でならない。
いっつも急だよね?発表が。
私も、私立幼稚園ではありますが“先生”という立場にいたことがあります。
小学校と幼稚園、市立と私立では違うとは思いますが、この急な発表には、憤りを覚えます。
そして、先生達が倒れないかと心配……
愛知県、名古屋市ともに、休校を発表したのは4/6でしたが、他の市では、もっと早く休校を発表していた市もありました。
そういう市長さんは、信頼できますよね。
学業よりも何よりも、優先するべきものが、今はあると思います。
色々な県の高校生達が活用している署名サイト『Change.org』
名古屋市の高校生も、署名活動をしていたようですが、私が気が付いた時には、期限が過ぎた後でした。
3日間で5000人程の署名が集まったと新聞で読みました。
その新聞記事には、高校生の不安な気持ちと共に、県知事のツイッターに休校延長を求める書き込みをしたら、ブロックされたという、ショッキングな内容も……
あぁ……この県は、終わったな。と思いました。
愛知県が、なぜ緊急事態宣言の対象に含まれなかったのか。
“感染者数は確かに多いが、倍増するスピードは遅い。また感染経路が分からない人の割合も比較的低く、今回指定しなくてもいいと判断した”
というのが、経済再生相の答弁だそうです。
政権幹部の一人は
『感染経路が分かる人が多いから愛知県は大丈夫』
と言ったとか……
大丈夫って……
何をもって“大丈夫”と言えるのか。
感染者がゼロにならない限り、大丈夫じゃないだろうが。
それを受けて、市長は『愛知も対象にしてもらえるように、話をする』と言ってましたが、県知事は『ぎりぎり持ちこたえている』とか、寝ぼけたことを言っておりました。
それが、先程の見たニュースでは一転。
『追加指定視野に国と調整中』だそうだ。
……何だそれ。
ほんと、終わったな……
色々、遅いんだよ。
学校休校もさ。
『延長する可能性がある』とか言ってるけど、そこは早めに判断していただきたい。
言うだけなら簡単だ。
そのひと言で、どれだけの人達の生活を、人生を左右しているのかを考えて欲しい。
一言ひと言の重みを、是非今一度考え直していただきたい。
自分の身は、家族の安全は、自分で守る。
これしかないと、悟りました。
先日読んだ、新聞のコラム。
『精神学者のフランクルは第二次世界大戦中のユダヤ人強制収容所での過酷の日々から異なる考えに行き着いた。
“この世にはふたつの種族の人間しかいない。まともな人間とまともでない人間”
(『夜と霧』)』
『極限の状況下、追い詰められた人間は善か悪のいずれかを選ぶようになると書いている』
このコラムは、新型コロナウイルスの感染に便乗して、詐欺電話が相次いでいる。
妙な電話にはくれぐれもお気をつけて。
という内容のものだった。
『まともな人間』と『まともでない人間』
こんな状況でも、花見や公園で遊ぶために、テントやシートを広げる人がいるとか…
いくら間隔を開けてても、テントの中だとしても、危険だと思う。
海外では、散歩程度の外出ならいいけれど、公園で遊具で遊んだり、留まるだけで罰金という所もあると旦那さんに聞きました。
日本では、至る所にまだまだ行列がある。
昨日の朝、ドラッグストアの前を車で通ったら、たくさんの人が行列をつくっていました。それも結構な近距離で…
マスクを買う前に、その行列に並ぶ自体が危ないのでは?と考えてしまいます。
テレビでは、若い人(その時は20代や30代の人)のインタビューとして
『かかる時はかかるし、死ぬ時は死ぬ』
『みんながマスクしてくれてるから、(もし自分が保菌者でも)うつす事もないと思う』
そう放送していました。
そういうインタビューを放送すると、『今時の若いもんは…』て思う人、いると思う。
でもそれって、歳は関係ない。
若い子の中にも、先に述べたみたいに、自分の命を守るために、署名活動をしてる人達だっている。
大人の中にも、外出する人もいれば、パチンコ店などで行列を作る人もいる。
決して、若い人たちがみんな今の状況を楽観視してる訳じゃない。
お花見だって、公園だって、逃げていくものじゃない。来年には桜は咲くし、公園も、いつだって遊びに行ける。
去年と同じ場所に、同じ花は咲き
種を飛ばし、また同じ場所で、もっと遠くで、来年も同じ花を咲かせる。
来年も、大好きな人達と、笑顔でいられるように。
私は『まともな人間』でありたいと思う。